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羽毛の価格が高騰 今が買い時って本当なの?
羽毛布団の値段が急騰していることをご存じですか?
実は羽毛布団に限らず、羽毛製品の価格は上昇傾向にあります。
これにはいくつかの原因が考えられます。
まず、羽毛の生産量が減っていること。羽毛は食用の副産物として作られています。
今問題となっているのがフォアグラで、フォアグラの生産量が減っていることで、羽毛の生産量も減少しています。
細かい話は省きますが、動物愛護の観点からフォアグラの生産量はかなり少なくなっています。
ヨーロッパではフォアグラの生産を禁止している国もあるほどで、その結果副産物としての羽毛もとれなくなっているのです。
ことの善し悪しは別として事実減少していることは間違いありません。
さらに鳥インフルエンザ、食文化の向上により羽毛の元になる鳥の生産も減少しています。
つまり供給が大幅に減っているのです。
一方需要は増えています。
ダウンジャケットの大流行は皆さんご存じだと思いますが、生産量が限られているなか、羽毛布団ではなくダウンジャケットに羽毛が流れているのです。
さらに今まで供給側だった中国に富裕層が生まれたことで、すでに最需要国となっています。
このように羽毛は供給が減少しているにも関わらず、需要は増加しており、この流れは当分変わりそうにありません。
とすれば羽毛の価格はさらに上がり、羽毛布団も値上がりすることが予想されます。
羽毛布団の買い替えを検討している人はおはやめに購入を考えてください。
汗っかきの人におすすめの羽毛布団の選び方
汗っかきの人にとっての羽毛布団の選び方はちょっと基準が異なります。
通常は暖かさと軽さに重点をおいて羽毛布団を選ぶのが一般的ですが、汗を多くかく人は、まず何よりも通気性に重点をおいて選びましょう。
もちろん暖かさと軽さも重要なので、プラスで通気性を気にして選ぶと言ったほうがいいかもしれません。
いかに羽毛布団に汗を溜め込まないかが重要で、なかに汗がこもってしまうと羽毛は痛みカビやハウスダストの温床になりかねません。
羽毛には汗などの水分を弾く効果がありますが、それはあくまでも水鳥の羽毛の場合。
水鳥ではない羽毛ではそこまで汗を弾いてくれません。
これはかなり重要なことですが、水鳥の羽毛かどうかは表示されていることも少なく、判断が難しいのが現状です。
とすればは羽毛の産地から選ぶしかありませんが、ポーランド産やハンガリー産などグレードの高い羽毛が充填された羽毛布団を選んでください。
多少高額にはなりますが、汗を多くかく人は羽毛布団やベッドパッドなどの寝具にはある程度お金をかけるべきです。
それだけ汗は快眠にとっても、衛生的にもよくありません。
吸湿発散性に優れた寝具を選んでください。
あとは羽毛布団の側生地にも気を遣う必要があります。
側生地の素材のなかでは綿が最も吸湿性に優れています。
側生地が綿100%の羽毛布団を選んでください。
綿とポリエステルの混合は避けたほうが無難です。
ポリエステルは綿に比べて発散性に乏しいため、側生地は綿100%のものを選んでください。
もちろん綿ポリのほうが安価ですが、側生地も中身同様とても重要です。
快眠のため、より衛生的に使用するために羽毛布団の側生地も必ず確認しましょう。
羽毛布団保管のコツ。収納袋に入れてスッキリ。
夏が終わり、夏用の羽毛布団を保管する季節がやってきましたね。
羽毛布団はしっかりとお手入れをして、しかるべき保管方法で保管していれば非常に長い間使える寝具です。
使い捨てのマットレスや敷き布団とは違い、ある意味一生使えるほどのポテンシャルを秘めているのです。
そこで羽毛布団を保管する方法を今回はご紹介したいと思います。
圧縮袋はなるべく避けよう
まず、よく圧縮する方法がありますが、あんまりおすすめは出来ません。
考えればわかる事ですが圧縮すれば羽毛は潰れます。
また、羽が入っていたら芯が折れたり、袋を破ったりと悪いことだらけです。
唯一のメリットは収納場所を節約できることですが、よほど家の中の収納に困っていない限り圧縮はやめておきましょう。
単に押し入れに入れるだけ。もなるべく避けましょう
別にこれだけでも良いのですが、前述した理由と一緒で押し入れの中に入れておくと羽毛布団の上に違うものを重ねがちです。
これだと羽毛を潰しかねませんので避けておく方がベターでしょう。
また、押し入れ内は風の通しが良くありませんので、入れる場合は定期的に押し入れを開けておく癖をつけておくと良いかもしれません。
ベストは収納袋に入れて保管。100均でも購入可。
一番のお勧めは専用の収納袋に入れて保管することです。
100均でも購入可ですし、Amazon、楽天でも簡単に購入できます。
これに羽毛布団をすっぽり入れて保管しておきましょう。
その際はなるべく風通しのいいところに保管しましょう。
クローゼットやウォークインクローゼット、寝室のタンスの上などがおススメです。
押し入れに入れる場合は、上記のとおり定期的に風通しをしてあげると良いでしょう。