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羽毛布団が大ピンチ!羽毛価格の高騰の訳とは
羽毛布団の高騰の訳
最近羽毛布団のお値段が急騰しているって知ってました?
最初に言ってしまうと羽毛布団の買い替えを検討しているなら
本当にはやめに購入したほうが良さそうです。
まずはこの記事を読んで見てください。
http://www.tbsradio.jp/stand-by/2013/06/post_5749.html
- 円安
- 鳥インフルエンザの影響
- 動物愛護
- フォアグラや北京ダックの消費減
- 食文化の向上
- 中国での消費増
- ダウンジャケットの流行
これらの要因によって羽毛の供給量が足りず、その結果羽毛の値段が高騰しているというわけです。
羽毛が値上がれば、当然ですが羽毛布団のお値段も上がります。
これから急激な値上げになることは必至なのです。
例えば楽天で人気のある羽毛布団も、2年前とはかなり値段が違いますよね。
すでに値段を上げている商品もかなり見受けられますが、それでもまだまだ、これから本格的に高騰することが予想されます。
これから先中国が急に鶏肉を食べる文化に戻ることは考えられません。
ダウンジャケットの流行も続きそうです。
鳥インフルエンザもこの記事を書いている今日ですらニュースになっています。
このように当面は羽毛にとっては厳しい状況が続きそうです。
日本では羽毛布団の普及率が高く、あまり買い替えるものでもないので大きな騒ぎにはなっていませんが、数年後には買い替えようと思っていたなら、
急いで買い替えてしまうほうが賢いかもしれません。
クーリングオフ制度で安心のお買い物
いくら気をつけていたとしても、訪問販売などで羽毛布団を買わされ、業者がキャンセルを受け付けてくれないことが起きるかもしれません。そんなときはクーリングオフの手続きをしてください。
購入してから8日以内ならクーリングオフの適用が可能です。
羽毛布団の通販で悪徳業者にだまされた場合
クーリングオフの適用を申し出たとしても、悪徳業者は難癖をつけて受け付けてくれないと思います。
キャンセルができないと契約書に書いてある、または今回はクーリングオフの適用外である、といろいろな言い訳をつけてキャンセルさせないようにしてくるでしょう。
適用外のこともあることにはありますが、キャンセルできないことが契約書上にありキャンセルしないと署名したとしてもクーリングオフは適用されます。
訪問販売など、正しい判断ができずに購入してしまった消費者を救うためにもクーリングオフという制度ができたため、実際に自分が店頭で購入した場合には、クーリングオフは適用されません。
なかなかキャンセルしてもらえないときはすぐに消費者センターに連絡を取ってください。どうしても埒が明かない場合は、行政書士などの専門家にお願いして助けてもらいましょう。
クーリングオフの場合、問題が大事になれば大変な労力と精神力を使うことになりますから、はじめからきっぱりと強く断ることをおすすめします。
アイダーダックは別ですが、羽毛布団の値段は昔とは違い、いくら最高級品のものでも何十万もすることはありません。羽毛布団の悪質商法において、被害額の平均は約50万円ほどだそうです。そこまで高い金額の羽毛布団は、デパートに行ったとしてもほとんどありませんからその点を覚えておいてください。
以前は羽毛布団が非常に高価でしたので、何十万してもそんなものだろう、と思ってしまうかもしれません。しかし、今はかなり値段が下がっていますので、何十万円もする羽毛布団を訪問販売で出されても、それは適正な価格であるわけがないのです。だまされることがないよう、気をつけてください。
羽毛布団、普及の歴史。
羽毛布団はどのように普及して言ったのでしょうか
ここで羽毛布団が普及した歴史について考えてみましょう。
ヨーロッパでは羽毛布団はかなり昔からありましたが、日本で羽毛布団が使われるようになったのは明治時代ごろのようです。
しかし、当時は超高級品だったため、庶民には手の届かない存在でした。
昭和40年代になると、国民の所得は増え、羽毛布団に課せられていた高い物品税も廃止されました。
それから羽毛布団は徐々に普及していくことになります。
その後、中国との関係が良好になると、安価な羽毛を安定して輸入できるようになったため、羽毛布団は爆発的に普及を遂げます。
羽毛布団業界の悲しい歴史。悪徳業者の横行
しかし、そこから悲劇が生まれました。普及の流れに整備が追いつかず、悪徳業者がうまれたのです。彼らは羽毛の中身を偽装して販売したり、実際の品質よりも高い法外な値段をつけて羽毛布団を売ったりし始めました。
悪徳業者がうまれて悪質な訪問販売が行われた結果、羽毛布団の信頼性は薄れました。
今でも羽毛布団は信用できない、と思われている方も少なくはないと思います。
たしかに現在でも羽毛布団を訪問押し売り販売する業者もいるようですから、だまされないように注意しましょう。
しかし、実際の販売店やネットで販売されている羽毛布団については、品質と価格のあったものが売り出されるようになってきました。
羽毛布団は信用できないという偏見をなくしてほしいとメーカー側も必死ですから、昔のように羽毛の中身を偽装することはなくなってきたのでしょう。
しかし、いまだに粗悪品が市場に出回っている可能性は否定できません。
粗悪品の羽毛布団を購入しないよう、事前に羽毛布団に対するしっかりした知識を持って慎重に選んでから購入するようにしましょう。
羽毛の偽装~カシミア偽装事件~
テレビのニュースでカシミアの偽装について放送がありました。
東京都がネット販売で販売されているカシミア商品の50アイテムを抜き打ちで検査した結果、約3割が偽装だったそうです。たとえば、カシミア100%と表示されていた商品が実はアクリル100%という結果もありました。このままではネット販売の信用性は落ちるばかりです。
値段が高い商品であれば品質は確か、と言うわけでもないようです。
カシミアの偽装は、最近始まった問題ではありません。数年前からこのようなことは行われていたようです。
たとえば、2007年に有名なセレクトショップであるユナイテッドアローズで品質の偽装が発覚し、業務改善命令が出されています。偽装の問題はなかなか改善が難しいようです。
羽毛布団の偽装は大丈夫?
カシミアでこれだけ偽装があるとするならば、中身が見えない分だけ品質もわかりにくい羽毛布団の信用性はどうでしょうか?
抜き打ちの品質検査のうわさは聞きませんが、カシミアよりも以前から羽毛布団の品質の偽装は問題になっていますから不安になります。
羽毛の偽装については整備が進み、近頃では店舗では少しは安心して購入できるようになってきたのですが、カシミアの偽装問題を考えるとまだまだ油断はできないようです。
カシミアにしても羽毛にしても、品質は素人では判断しきれませんから、消費者はメーカーや商品を信じるしかありません。
偽装のニュースはこれ以上耳にしたくはありません。偽装がないようメーカーを信じるしかないようです。