羽毛布団の側生地
羽毛布団の側生地について
羽毛布団の側生地の素材は通常、綿かポリエステルの混合です。羽毛布団の値段が上がるのにしたがって、綿の使われる割合が多くなっていきます。
綿は肌触りもよく汗の吸湿発散性もよいですが、綿の中でももっともよいのが超長綿です。極細の長い綿で繊細に生地が織られているため感触は最高ですし、常にさらさらしていてべたつき感もありません。
数十万円以上出せば、シルクで作られた生地の羽毛布団も手に入ります。シルクですと肌触りも最高ですし、美肌効果も期待できます。吸湿発散性も優れているため、綿よりもさらにさらさらした感触になります。しかし、シルクはメンテナンスや耐久性を考えると少し何がありますので、シルクの羽毛布団を購入するときには、事前にメンテナンスや取り扱い方法を確かめてみてください。
しかし羽毛布団の購入を考えたときに、側生地はどれぐらい重要視するべきなのでしょうか。こだわる必要はあるのでしょうか。羽毛布団はカバーをかけてしまうため、側生地は一見、何でも良いような気がしてしまいます。
しかし、繊細で柔らかく織られた生地はカバーをかけた上からでも柔らかさが感じられます。柔らかいからこそ、身体にも密着しますし、布団も温かくなります。側生地にこだわれば寝心地よい布団が手に入るのですから、やはり側生地は布団選びの重要なポイントの一つだといえるでしょう。
羽毛布団の生地は、羽毛の吹き出しを防ぐためにダウンプルーフ加工がされています。熱とローラーの力でつぶしてあるものが一般的な加工の方法ですが、化学薬品を使って糊のようにつけてあるものもあります。化学薬品を使った加工ですと、生地はガサガサ音がします。このガサガサした音は不快に感じる人がけっこういらっしゃいますので、側生地についてはその素材だけでなく、加工方法にも目を向ける必要があるようです。
最近では、次々に新しい繊維や表面処理の方法が開発されています。それぞれの特徴を確認し、理解して布団選びをするようにしましょう。
羽毛布団を選ぶときに、充填されている羽毛の品質にこだわることも重要ですが、羽毛の良さを最大限に引き出してくれる側生地によって寝心地はずいぶん変わってしまいます。
羽毛布団の値段は側生地によってもいくらか変わってきます。羽毛布団の購入の際は、側生地にもこだわってみてください。