羽毛布団のハンドピックについて
羽毛布団のハンドピック・手選別について
羽毛布団の表記で、手選別やハンドピックという言葉を目にしたことはありませんか?
これは羽毛の採取方法を指しています。
人の手によって丁寧に羽毛を採取した場合にハンドピックと表記がされます。手で採取された羽毛は痛みにくくボリューム感もあり、耐久性にも優れていますから、良質な羽毛である証明となります。
ハンドピックに対し、機械で採取された羽毛をマシンピックと呼びます。ハンドピックと表記がなければ、日本ではおそらくマシンピックの羽毛だと考えられます。
しかし、世界では動物愛護の問題からハンドピックという表記はなくなっていく傾向にあります。
ハンドピックと言う言葉からは残酷な想像をしやすいため、動物愛護の側から見たらその表記を控えてもらいたいのでしょう。もちろんその気持ちも理解できます。
しかし、日本では羽毛布団の品質はまだ信用性がなく、表記がなければ良質な羽毛布団を選ぶことが難しくなってしまいます。
ハンドピックの表記があれば質の高い羽毛布団だという証拠になります。中身の見えない羽毛布団ですから、この表記があってこそ布団メーカーも消費者の信頼を得ることができます。
日本ではまだ採取方法の表記については規制がありませんから、この表記はまだ存在しています。しかし、世界で問題になっているため、この先日本でも規制されてしまうかもしれません。
羽毛布団が消費者の信頼を得られるようになるまで、できれば表記がなくならなければいいなと思います。